薬学博士・野村先生の健康長寿 徒然草
第65回:子どもの健やかな成長を願う「十三参り」
糖煎坊代表 野村 忠敬
吹き抜ける風が心地よく感じられる季節になりました。
さて、新緑に包まれた京都・嵐山の法輪寺では、春の「十三参り」が毎年3月13日から5月13日にかけ行われています。平安時代初期に第56代・清和天皇が数え年で13歳になった際、成人の証として法輪寺で勅願法要を催したことが「十三参り」の始まりとされています。13歳は十二支が一巡して初めて自分の生まれ年の干支に戻った年齢で、生まれて初の厄年でもあります。また、法輪寺のご本尊である虚空蔵菩薩は、13番目に誕生した智恵と福徳を司る菩薩とされており、「十三参り」は別名、「智恵参り」や「智恵もらい」とも言われます。
「十三参り」では、初めて大人の寸法の晴れ着を着ます。また、ご祈祷を受ける子どもたちは漢字一字を書いて、一字写経として奉納します。授かりたい智恵やご利益を表す一文字を奉納する習わしですが、近年では好きな漢字を書くという子供たちが多いようです。
お参りを終えたら長い参道の坂道を下り、桂川にかかる渡月橋を渡って帰りますが、渡り終えるまでに後ろを振り返るとせっかく授かった福徳や智恵が消えてしまうという言い伝えもあります。
コロナ禍で人出が少なくなった昨今ですが、後ろを振り向いてしまわぬよう緊張の面持ちで橋を渡る子供たちの姿は、今も昔も変わらず微笑ましいものです。 (つづく)
糖煎坊健康川柳大募集!
5月の特選受賞作品群はこちら!
金賞
『桜咲き 笑顔咲くよな 糖煎坊』
〈千葉県〉盛田 佐代子様
【選者評】桜のあの優しく柔らかな花色は万人に笑顔をもたらします。花見をしながら糖煎坊を一服、それこそ日本に生まれた幸福を実感します。
銀賞
『啓蟄に 縁に腰掛け 糖煎坊』
〈長野県〉神澤様
【選者評】虫たちをはじめ、自然界の生物が「春の目覚め」となる啓蟄。春の陽光の下、心地良い縁側で一服する糖煎坊は、まさに至福の時!
銅賞
『嬉し泣き 数値を下げた 糖煎坊』
〈福岡県〉MAYU様
【選者評】中々下がらなかった「あの数値」が下がる喜び、それが言葉を越えて涙に現れる…。その感涙のそばには、いつでも糖煎坊が居ます。
自然の移ろいと豊かな恵みの“日本”再認識 二十四節気と糖煎坊
【五月の節気①/立夏(りっか)~五月五日頃】
野山に新緑が青々と萌え、徐々に夏めいて来る時季、それが立夏です。気持ちの良い五月晴れが続き、新緑の間を抜けてくる心地よい風=「薫風(くんぷう)」は初夏の香りを連れてきてくれます。
【立夏の時季の注意点とおすすめ成分】
強まる日ざしにまだ肌が慣れていない立夏では、特に紫外線対策が重要。そこでおすすめは、強いい抗酸化力を持ち、トマトに豊富な【リコピン】です。中でも編集部のいち押しはトマトとモッツァレラチーズで作る【カプレーゼ】。そこに糖煎坊を振りかければ、赤と白と緑の3色がイタリアンカラーを醸し出します。
【五月の節気②/小満(しょうまん)~五月二十一日頃】
日を追うごとに暖かく、万物が天地に満ち始める時季、それが小満です。新芽、若草、若苗など新緑の色彩は、この時季に「万緑」へと移り変わり、野山にあざやかなグラデーションを描きます。
【小満の時季の注意点とおすすめ成分】
気温が上がり、体が汗を出そうと血管が広がるこの時季は、血液を浄化して血管への負担を減らすことが肝要。そこでおすすめは、青魚等に豊富な【血液サラサラ】成分。中でも編集部いち押しが【薬味で糖煎坊】。旬のカツオに刻んだタマネギとシソを乗せ、糖煎坊を振りかければ、最強のサラサラ料理の完成です。