桑の葉茶に副作用はある?効果的な桑の葉茶の飲み方とは

桑の葉茶は、桑の葉を使った健康ドリンクです。水やお湯に粉末などを混ぜるだけと手軽でありながら、健康や美容への効果効能が期待されていることから桑の葉茶に興味を持っているものの、「そんなに効果があるのなら副作用はない?」「疾患がある中で飲んでも問題ない?」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

当記事では、桑の葉茶の副作用の有無や、飲む際の注意点、効果的な飲み方について解説します。妊娠中や病気療養中など、桑の葉茶を飲むことに対する不安を解消すれば、安心して毎日の生活に取り入れられるでしょう。

桑の葉茶には副作用がある?

桑の葉茶はあくまでも健康商品の1つであるため、重大な副作用はありません。医薬品のように用法用量なども定められておらず、一般の食品と同じように安心して摂取できます。そもそも桑の葉茶に使われる「桑」とは、ハート形や槍の形のような葉を付けるのが特徴のクワ科クワ属の植物です。桑の葉は、養蚕に使われることもあります。

桑の葉には、DNJ(デオキシノジリマイシン)をはじめ、ビタミンやカルシウム、亜鉛、マグネシウム、食物繊維などの栄養成分が豊富に含まれています。いずれも人間が健康的な生活を送るのに欠かせない栄養素であり、バランスよく摂取しなければなりません。そのため、桑の葉を使った健康食品が注目を集めるようになり、副作用がなく安心して飲める飲料として、今ではさまざまな商品が販売されています。

副作用はない!桑の葉茶を飲む際の注意点

「桑の葉茶を飲んで副作用が出た」という情報は2022年5月時点では発表されていないものの、飲み方などに気を付けなければ副作用のような症状が生じる恐れがあります。桑の葉茶を安心・安全においしく飲むために、ここから紹介する2つの注意点を守るようにしましょう。

桑の葉茶を飲みすぎないようにする

桑の葉茶には副作用がないとはいえ、過剰に摂取すると有害作用が生じる危険性があります。たとえば、桑の葉茶には食物繊維が多く含まれているため、飲みすぎると人によっては下痢になることがあります。お茶の利尿作用により、トイレが近くなるケースも考えられるでしょう。その人の体質やその日の体調によってはお腹が緩くなることもあるため、桑の葉茶を大量に飲むことはあまりおすすめできません。

また、「体によい」というイメージがあるビタミンEやβ-カロテンも、過剰摂取によって重大な被害を及ぼすと言われています。ビタミンEの過剰摂取には出血性脳卒中の、β-カロテンの過剰摂取には肺がんの発症率が高くなるリスクがあることが判明しています。そのため、厚生労働省では栄養素を大量に摂取することのメリット・デメリットは明確ではないものの、健康食品やサプリメントを使用する際には注意が必要と呼びかけています。

(出典:厚生労働省「健康食品の正しい利用法」

https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/kenkou_shokuhin00.pdf

薬を服用している場合は医師の判断を仰ぐ

桑の葉茶自体には副作用はありませんが、今現在服用している薬との組み合わせによって何かしらの影響が出ることも考えられます。中には、「健康食品と薬を一緒に使えば相乗効果が生まれる」と思っている方もいるでしょう。しかし、健康食品と薬を同時に摂取したために薬の効果が弱まったり副作用が出たりするケースもあります。

健康食品の成分と医薬品の成分の相互作用により想定される事例には、下記が挙げられます。

健康食品の成分医薬品の成分想定される影響
ビタミンCアセタゾラミド(抗てんかん薬)腎・尿路結石
カルシウムビスホスホネート系製剤(骨粗鬆症薬)
テトラサイクリン系抗菌剤(抗生物質)
ニューキノロン系抗菌薬(抗生物質)
薬効の減弱
マグネシウムテトラサイクリン系抗菌剤(抗生物質)
ニューキノロン系抗菌薬(抗生物質)
ビスホスホネート系製剤(骨粗鬆症薬)
薬効の減弱
タンニン酸アルブミン(下痢止め)
ビスホスホネート系製剤(骨粗鬆症薬)
メチルドパ(降圧薬)
テトラサイクリン系抗菌剤(抗生物質)
ニューキノロン系抗菌薬(抗生物質)
薬効の減弱

(出典:厚生労働省「健康食品の正しい利用法」

https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/kenkou_shokuhin00.pdf

普段から薬を服用している方は桑の葉茶の飲用を避けるか、医師や薬剤師に桑の葉茶を飲んでも問題ないか確認するようにしてください。

副作用がないなら妊婦も桑の葉茶を飲める?

桑の葉茶は副作用だけでなくカフェインもないため、妊娠中の方も安心して飲むことができます。妊娠中はカフェインの摂取量に気を付ける必要がありますが、桑の葉茶はノンカフェインです。コーヒーや紅茶と違って「1日に○杯までならOK」という上限の目安もないため、好きなときに好きなだけ飲んでも特に問題はありません。

妊娠中は血糖値や血圧、糖質、脂質など、さまざまな数値に気を付けなければなりません。糖尿病や高血圧には特に注意が必要です。ある程度の体重増加は求められますが、カロリーの摂取制限が必要と産婦人科専門医から言われたときは、ジュースは避けて桑の葉茶を飲むとよいでしょう。

妊婦にカフェイン制限が求められるのはなぜ?

妊婦にカフェインの摂取の制限が求められるのは、妊娠中の過剰なカフェイン摂取は胎児の成長に悪影響が出たり、流産や死産のリスクを高めたりするためです。カフェインが及ぼす妊婦への影響はまだ明確になっていない部分もありますが、将来的に赤ちゃんに健康リスクが及ぶ可能性は否定できません。

WHO(世界保健機関)はカフェインの摂取上限量を1日に300mg、EFSA(欧州食品安全機関)は200mgと公表しています。国や機関によって違うものの、コーヒーなら1日に2~3杯までが目安になると言えるでしょう。どうしてもカフェインが心配な場合は、桑の葉茶をはじめとするノンカフェインの飲料を摂取するのがおすすめです。

<ノンカフェインの例>

・桑の葉茶
・麦茶
・ルイボスティー

桑の葉茶の効果的な飲み方・飲むタイミング

桑の葉茶は副作用やカフェインのない飲み物です。しかし、さらに効果を実感したい場合は、飲み方やタイミングを意識することが大切です。基本的にはどのようなタイミングで飲んでも問題ないため、いつものお茶の代わりに普段の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。ここからは、桑の葉茶のおすすめの飲み方を説明します。

毎日少しずつ飲む

大量に飲むとかえって悪影響が出る恐れがあるため、桑の葉茶は1日に少しずつ飲むとよいでしょう。いくら健康によいと言っても、1回の摂取で体内に取り込める栄養素には限りがあります。体内で蓄えない分は尿として排出されますので、たくさん飲めば効果が上がるわけではありません。

また、桑の葉茶には豊富な食物繊維が含まれていることから、人によってはお腹が緩くなることも考えられます。薬との相性を確かめたい人もいるでしょう。そのため、日頃からお腹があまり強くない人や服用薬がある人も、最初は少しから始めて様子を見ることをおすすめします。

食前・食間に飲む

桑の葉茶は医薬品ではないため、どのようなタイミングで飲んでもOKです。「喉が渇いたときに」「スポーツや運動をしたあとに」「食後の一息に」など、いつものお水やお茶の代わりにすることもできます。

より効果を追求したいなら、食前・食間がおすすめです。桑の葉茶には食物繊維のほかにDNJなども含まれているため、食事の糖にアプローチする働きが期待できます。糖質制限ダイエットに取り組んでいる方や、健康的な観点から糖を気にしている方は、桑の葉茶を食事のお供にしてみましょう。

3か月以上は続ける

桑の葉茶に限らず、勉強にしてもダイエットにしても、続けなければ効果は出ません。桑の葉茶による変化を実感したいなら、少なくとも3か月は継続することが大切です。桑の葉茶はあくまでも普通の飲み物であり、即効性などはありません。

また、個人差もあるため、「1か月で効果が出た」という方もいれば、「3か月続けてやっと変化が分かった」という方もいます。お水やお茶の代わりにすれば、比較的簡単に飲み続けることはできますので、3か月から6か月かけて利用する中で判断するとよいでしょう。

まとめ

桑の葉茶には重大な副作用はなく、基本的には安心して飲むことができます。DNJやビタミン、カルシウム、亜鉛、マグネシウム、食物繊維などの成分を含む一方、ノンカフェインなので、妊娠中の方にもおすすめです。

ただし、飲みすぎるとかえって悪影響が出ることがあります。服用薬がある方も、飲み合わせに問題ないか確認した上で、桑の葉茶を利用するようにしてください。毎日1杯ずつでも3か月以上飲み続けることで、健康茶としての桑の葉茶のよさをきっと体験できるでしょう。

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