桑の葉茶はむくみに効能がある?むくみの原因と効果的な対策

桑の葉茶とは、桑の葉を使ったドリンクです。桑の葉は昔から民間伝統として中国で使用されており、近年ではその健康効果・美容効果から日本でも人気を集めています。中には「桑の葉茶はむくみと関係性がある」という話を見聞きした方もいるのではないでしょうか。

当記事では、桑の葉茶が持つむくみへの効果や、そもそも体にむくみが生じる原因、むくみを解消できる効果的な対策を解説します。「夕方にはふくらはぎがパンパン…」「指輪がきつくて取れない…」など、むくみで悩んでいる方はむくみ予防に努めてみましょう。

桑の葉茶はむくみに効果がある?

桑の葉茶は健康維持・美容維持に効果効能があると言われていますが、桑の葉茶を飲むだけで完全にむくみがなくなるとは言い切れないのが現状です。桑の葉茶はあくまでも健康食品の1つであり、医薬品ではありません。

しかし、桑の葉茶で体内の水分を補って塩分の排出を促すことでむくみの解消につながる可能性はゼロではありません。そもそも、むくみとは細胞と細胞の間に異常なほど水が溜まっている状態を指します。人間は体内の水分を適正なバランスに保とうとする働きがあり、塩分を摂りすぎると、塩分濃度を薄めるために体内の水分を溜めます。そのため、水分不足にならない範囲で適度に水分を摂取することが大切です。

なお、桑の葉(糖煎坊)のカリウム、ビタミンE群の含有量は下記の通りです。ウーロン茶・玄米茶・ほうじ茶のビタミンE群については検出されませんでした。栄養成分が豊富な桑の葉を毎日のお茶代わりに取り入れて健康習慣を作りましょう。

カリウム2740.00mg/100g
ウーロン茶の210.8倍
玄米茶の391.4倍
ほうじ茶の114.2倍
ビタミンEαトコフェロール44.60mg
ビタミンEβトコフェロール4.90mg
ビタミンEγトコフェロール6.00mg
明日葉の4.3倍
菜の花の10倍
ほうれん草の30倍
ビタミンEΘトコフェロール2.70mg

※日本食品分析センター調査

むくみが生じる原因

むくみを解消するためには、まず「むくみはなぜ生じるのか」という原因を知ることが大切です。むくみには「一過性」と「慢性」の2種類があり、それぞれ原因は違います。日々の生活の中で当てはまる原因がないか、振り返ってみましょう。ここからは、一過性と慢性に分けてむくみが生じる原因を詳しく説明します。

むくみが一過性の場合

一過性とは、症状が表れてから比較的短時間で消えることを指します。「夕方はパンパンだったけど朝にはマシになる」という場合は、一過性のむくみに該当すると言えるでしょう。一過性のむくみは、下記が原因になると考えられます。

・塩分を多く摂っている
ファーストフードやインスタント食品などは塩分が多く含まれているため、そればかりを食べていると塩分過多でむくみやすくなります。また、人間の身体に必要な栄養素をバランスよく摂取することも難しく、野菜不足・ミネラル不足・ビタミン不足になることも、むくみを誘発する原因の1つです。

・長時間ずっと同じ姿勢を続けている
デスクワークや立ちっぱなしの仕事で、ずっと同じ姿勢をとっていると足の筋肉が動かず筋肉の収縮作用が低くなり、血流がスムーズに流れないようになってしまいます。下半身の血液が心臓に戻りにくくなるために、足の血流が滞ってむくみにつながります。

・運動不足で筋肉が衰えている
ふくらはぎは「第二の心臓」と言われるほど、血液の流れに大きく関わっている部分です。そのため、日頃から運動をしていないためにふくらはぎの筋力が低下するとポンプ機能も悪化し、ふくらはぎから心臓へ血液がうまく戻らなくなってしまいます。

アルコール飲料の飲みすぎ
アルコールには、血管内の水を抜く作用があると言われています。アルコールを飲むことで体内の水分が失われると、血管濃度の上昇を抑えるために血管内に水分が取り込まれ、それがむくみになることもありま

特に女性は筋肉量が少ないためにむくみやすく、生理や妊娠に伴う女性ホルモンの影響を受けることもあります。また、過度なダイエットもむくみの一因です。

むくみが慢性の場合

慢性とは、症状が数日間続く状態を指します。慢性的に体のどこかがむくんでいる場合は疾患にかかっていることも考えられます。「むくみが何日もずっと続いている」「血管がボコボコしている」「体重が急激に増えた」などの場合は、早急に病院を受診してください。

慢性のむくみが発生しているときは、下記の病気が疑われます。

・心不全や心負担
心臓に障害が発生しているためにポンプの役割が果たされず、血流が滞って体内に余分な水分が溜まり、むくみが生じることもあります。心臓の動きが弱まっている場合、息切れが起きやすくなることも特徴です。

・腎不全
腎臓も、体内の水分・塩分バランスを保つ役割を持つ臓器です。そのため、腎臓の機能が低下すると余分な水分や塩分が排出されず、むくみやすい状態となります。

・下肢静脈瘤
下肢静脈瘤とは、足の静脈がボコッと膨らむ病気です。足の静脈にある血液の逆流を防ぐ静脈弁が壊れることが原因と言われており、足がだるくなる・つりやすくなるなどの症状が伴うこともあります。

・深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)
長時間飛行機やバスなどの乗り物に乗っている、病気やケガで寝たきりになっているなど、同じ姿勢を長時間維持しているために足に静脈血栓ができて血管が詰まる病気です。血栓ができると血液が心臓に戻りにくくなり、むくみが生じます。

・リンパ浮腫
リンパ管にあるリンパ液の流れが滞り、四肢に溜まっている状態を指します。リンパ管がうまく発達しない1次性リンパ浮腫と、ガンの手術や放射線治療によって生じる2次性リンパ浮腫の2種類があります。

桑の葉茶にプラス!むくみを解消する対策4選

むくみは一過性と慢性に分かれ、それぞれ原因も異なります。しかし、体がむくまないようにするために、日頃の生活習慣を見直すことが重要になるのは、一過性でも慢性でも変わりません。桑の葉茶を飲んで水分補給するだけでなく、毎日の暮らしにプラスしたいむくみ対策を4つ紹介します。

運動やマッサージを行う

運動で足を動かしたりマッサージで筋肉を刺激したりして、血液が滞らない状態を作りましょう。運動をすることは足の筋トレにもなり、筋力不足によるむくみを防ぐことが可能です。「激しい運動は苦手」という場合は、足首を手でぐるぐると回したり、仰向けになって両足を上げてブラブラ動かしたりするだけでも構いません。

足のマッサージを行うときのポイントは、ふくらはぎを揉むのではなく、なでるように手をすべらすこと。そうすることで、ふくらはぎの血液やリンパ液をスムーズに流すことができます。

カリウムやビタミンEを含む食品・飲み物を摂取する

むくみは余計な水分や塩分が原因となることもあるため、喉が乾きやすくなる塩分の多い食事や味付けの濃い食事はなるべく避けるようにしましょう。「今日は塩分摂取量が多かった」と感じる日は、カリウムやビタミンEを多く含む食品や飲料を摂取することをおすすめします。

カリウムを多く含む食材はバナナ・アボガド・もも・ひじき・昆布など、ビタミンEを多く含む食材はアーモンド・ピーナッツ・ほうれん草・モロヘイヤなどです。桑の葉茶は、カリウムもビタミンEも多く含んでいるので、両方の成分を効率的に補給できます。

体を冷やさないようにする

エアコンの冷風を一日中浴びていることが多い場合は、「靴下を履く」「ブランケットを使う」など足首からふくらはぎまでの部分を冷やさないことが重要です。足に冷風が直接当たらないようにアイテムをうまく使うとよいでしょう。

体が冷えたと感じる日には、浴槽に湯を張ってゆっくりと湯船に浸かることもおすすめです。全身を温めることで、むくみを解消できる効果が期待できます。どうしても時間がない場合は、洗面器にお湯を溜めて足湯をするだけでも十分です。

衣服に気を配る

日頃からむくみやすいと感じている方は、弾性ストッキングや着圧ソックスを使うとよいでしょう。足首やふくらはぎを圧迫することで、血管やリンパ管に刺激を与え、スムーズなめぐりを促すことができます。

ただし、ブラジャーやガードルなどの体を締め付ける下着はむくみの原因になります。体の中心部の血流が滞ると、手足の血流にも悪影響が及びかねません。ブラジャーやガードルをはじめとする下着類は、自分の体に合うサイズを選ぶようにしましょう。

まとめ

桑の葉茶を飲むこと自体がむくみ解消になるわけではありませんが、桑の葉茶で適切に水分を摂取することがよい影響を及ぼす可能性はあります。むくみは一過性と慢性に分かれ、それぞれ原因は異なりますが、毎日の生活習慣が大きく影響することは共通しています。

むくみを防ぎたいときは、日頃からマッサージや運動を行ったり体を冷やしたりしないように気を付けましょう。桑の葉茶をはじめとする、カリウムやビタミンEを含む食品や飲料を摂取することも効果的です。むくみがなかなか改善されず何日も続く場合は病気の可能性も考えられますので、医療機関を受診するようにしてください。

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