桑の葉茶は効果があるの?一日にどのくらい飲めば良いのかも解説

桑の葉茶を飲んでも効果に疑問を感じる方もいるかもしれません。桑の葉茶の効果を実感するためにはポイントがあり、飲むタイミングや期間などにより着実に効果を実感できる嬉しいことがたくさんあります。

そこで今回は、桑の葉茶は効果なしと言われる理由を説明したうえで、桑の葉茶に含まれる栄養素、飲む量やタイミング、期間などを詳しく解説します。桑の葉茶の効果を感じたい方はもちろん、健康に興味のある方も、ぜひ当記事をお読みください。

桑の葉茶は飲んでも効果があるの?

桑の葉茶を飲み始めても「何も効果がない」と感じる方がいます。桑の葉茶は飲んでも効果がないのでしょうか。

桑の葉茶の原材料である桑の葉には豊富な栄養素が含まれていて、桑の葉茶を飲むことでさまざまな効果が期待できます。しかし、原材料に農薬が含まれていたり、品質に不安が残る海外製品や、数十種類もの原材料が混ざっていて肝心の桑の葉が少ない製品は論外です。安心できる国内でつくられた桑の葉茶を選びましょう。

の葉茶は長く飲み続けることで、効果を実感しやすくなります。

以下では、桑の葉茶に含まれている栄養素と、飲むことで得られる効果を解説します。

糖のケアをサポートする

桑の葉茶に含まれているDNJ(1-デオキシノジリマイシン)が、糖のケアをサポーします。DNJはイミノ糖の1種で、化学構造がブドウ糖と似ている点が特徴です。

毎日の食事から摂取した糖質は、小腸で糖質分解酵素と結合して単糖類に分解されます。しかし食事前に桑の葉茶を飲むと、糖質分解酵素は食事で得られた糖質よりも先に、桑の葉茶のDNJと結合してくれるのです。結果として糖のケアをサポートすることが可能です。

また、DNJは桑以外では効果的に摂取できる素材が見つかっていない点においても、桑の葉茶は注目を集めています。

毎日のすっきりをサポートする

桑の葉茶に含まれている食物繊維が、毎日のすっきりをサポートしてくれます。

食物繊維とは、人体の消化酵素では分解できない食品中に含まれる物質のことです。食事から摂取した食物繊維は、胃や小腸で分解されずに大腸まで届き、最終的に便となって排泄されます。桑の葉茶を飲み続けることで、毎日のすっきりに欠かせない食物繊維を摂取することが可能です。

食物繊維が豊富な野菜として知られているケールと桑の葉を比較すると、桑の葉にはケールの約4倍もの食物繊維が含まれています。現在の食生活で食物繊維を十分に摂取できていない方に、桑の葉茶はおすすめです。

若々しさを保つ

桑の葉茶に含まれているサポニンには、若々しさを保つ働きがあります。

サポニンとは、植物の葉・茎・根などに含まれる配糖体の1種です。コーヒー・紅茶・抹茶・大豆・高麗人参などにもサポニンは含まれていて、口にしたときの苦みを特徴としています。桑の葉茶に抹茶のような味わいがある理由は、桑の葉茶にサポニンが豊富に含まれているためです。
サポニン自体にさまざまな身体に良い効果があるとされており、サポニンを含む桑の葉茶を飲むことは若々しさを保つことにつながります。桑の葉茶を飲んで、毎日を元気にいきいきと過ごしましょう。

桑の葉茶はどの程度飲み続けると良い?

医薬品は一般的に服用期間や服用量が定められています。桑の葉茶にも飲み続けたほうが良い期間があるかどうか、気になる方は多いのではないでしょうか。

桑の葉茶は医薬品ではないため、どの程度の期間を飲み続けると良いかは定められていません。日常的に飲むお茶として、期間は気にせず桑の葉茶を飲むと良いでしょう。もちろん、味が好みではないと感じた場合は、コーヒーやお茶などのお好みの飲み物やお食事にふりかけるなどして摂取しましょう。
ただし、桑の葉茶は長く飲み続けたほうが、「糖のケアのサポート」「毎日のすっきりのサポート」などの効果を実感しやすくなります。桑の葉茶の効果を長く感じていたい方や、桑の葉茶の味が気に入った方は、飲みたいだけ桑の葉茶を飲むことがおすすめです。

桑の葉茶は一日にどのくらい飲めば良い?

桑の葉茶は、一日にどのくらい飲めば良いかも定められてはいません。桑の葉茶はあくまでもお茶であるため、好きな分量を自由に飲みましょう。

桑の葉茶は100gあたりのカフェイン量が0.01g未満であり、ノンカフェインである点も特徴です。緑茶やコーヒーと比べて、桑の葉茶はカフェインによる作用を気にせずに飲めます。

以下では、桑の葉茶を飲むときに注意したいポイントと、桑の葉茶のおすすめな飲み方を紹介します。

飲み過ぎには注意する

桑の葉茶は一日の飲む量について上限などが定められているわけではないものの、過度な飲み過ぎは身体に良くないため注意してください。

桑の葉茶を飲み過ぎると、頻尿気味になってトイレにすぐ行きたくなる可能性があります。桑の葉茶が身体に合わない体質の方はお腹が緩くなりやすく、一日に桑の葉茶を多く飲み過ぎないようにしましょう。

桑の葉茶は茶葉タイプ・粉末タイプの製品があり、どちらも水を使用するため、飲み過ぎは水分の取り過ぎにつながります。水分の取り過ぎは胃腸に負担をかけたり、むくみの原因になったりと美容面にも良くありません。

毎日少しずつ飲むようにする

桑の葉茶にはさまざまな栄養素が含まれているものの、一度に大量の桑の葉茶を飲んでも高い健康効果が期待できるわけではありません。また、大切な栄養素は代謝によって体外に排出されてしまいます

桑の葉茶に含まれる栄養素を効率的に身体へと取り入れるためには、毎日しっかり飲むようにしましょう。毎日飲むのを習慣付けることで、桑の葉茶に含まれる栄養素を体内に吸収しやすくなります。

また、毎日少しずつ飲むことで桑の葉茶に身体が慣れます。抹茶のような苦みが得意ではない方も、毎日少しずつであれば桑の葉茶を続けられるでしょう。

桑の葉茶はいつ飲めば良い?

桑の葉茶は医薬品ではないため、いつ飲むべきかは決まっていません。桑の葉茶を飲みたいと思ったタイミングで飲むようにしましょう。

桑の葉茶を飲むと良いとされるタイミングは、「食前」と「就寝前」の2つです。桑の葉茶を食前・就寝前に飲むと良い理由と、それぞれのメリットを説明します。

  • 食前

桑の葉茶に含まれるDNJは、糖のケアをサポートする効果が期待できます。ただし、DNJが糖のケアをサポートするためには、糖質よりも先にDNJが糖質分解酵素と結合していなければなりません。

体内の糖質量は食事中~食後に増えます。糖質よりも先にDNJが糖質分解酵素と結合するためには、食前が最適なタイミングです。

1日3回の食事を摂るときは、食前に桑の葉茶を飲んで、糖のケアをサポートする効果を高めましょう。

  • 就寝前

桑の葉茶は就寝前に飲むこともおすすめです。

桑の葉茶にはビタミン・ミネラル類などの栄養素も豊富に含まれており、ホットで作れば身体を温める効果も期待できます。就寝前に温かい桑の葉茶を飲むことで、質の良い睡眠を取りやすくなるでしょう。

桑の葉茶はノンカフェイン(100gあたりのカフェイン量が0.01g未満)であるため、就寝前に飲んでも寝付きが悪くなる心配はありません。夜は身体が冷えてなかなか寝付けないという方は、就寝前にホットの桑の葉茶を1杯飲んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

桑の葉茶には身体に良い影響を与える栄養素が豊富に含まれています。桑の葉茶の効果を実感するためには、自分にとっての適量を毎日飲むことがポイントです。体内で一度に吸収できる栄養素には限りがあるため、たくさん飲んでも効果が高まるわけではありません。

また、桑の葉茶の過剰摂取は頻尿の原因につながるおそれがあるため、飲みすぎには注意しましょう。

桑の葉茶は食前や就寝前に飲むと、効果を実感しやすいと言われています。身体の仕組みや吸収率なども踏まえたうえで、無理なく飲むのがおすすめです。

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